
AFP資格の更新時期が近いけど、何をすればいいかわからない。
そんなに時間は取れないから、簡単に更新できる方法を知りたい。
継続教育って何?安く更新する方法はないの?
こんなお悩みにお答えします。
- AFP資格の更新手順
- 更新に必要な単位数
- 安く簡単に更新できる方法(テストなしでも更新可能です)

AFP取得をした方は2年ごとに更新が必要で、更新には「継続教育単位」を15単位以上取る必要があります。
本記事では、AFP更新の流れ・継続教育単位の取り方を「安さ・簡単さ」の観点で比較して解説します。

これからAFP取得を目指す方はこちらの記事も要チェックです!
目次
AFP継続教育とは?
「継続教育」という言葉を初めて聞く方のために説明します。
ファイナンシャル・プランナーは経済状況、法令、制度などの変化に合わせて、常に最新の情報を提供できる状態にしておく必要があります。
そこで用意されたのが、継続的に学習し知識の最新化やスキルアップするための仕組み「継続教育」です。
継続教育は15単位を取得するために行ったテスト、研修などのすべてを指します。
AFP資格を持ち続けるためには、継続的に学習をし続ける必要があるという点は覚えておきましょう。
AFP更新の条件
AFP資格は2年毎に更新が必要で、下記の条件を満たすことで更新が可能です。
- 継続教育を15単位以上取得する
- 課目を3課目以上履修していること
- 単位の取得記録を自身で管理していること
- 更新期限内に更新手続きを完了していること
一つずつ解説します。
単位取得には、講習の受講やテストの提出など複数の方法があり、かかる費用や時間が変わってきます。
できる限り効率的に、安く更新したい方が多いと思うので、後半で単位取得方法を比較しながら詳しく説明します。
単位には7つの科目が指定されており、最低でも3科目で単位取得する必要があります。ただし、科目「FP実務と倫理」は必修となっているので、好きな科目を最低2科目選択することができるということになります。
- FP実務と倫理(必修科目)
- 金融資産運用設計
- 不動産運用設計
- ライフ・リタイアメントプランニング
- リスクと保険
- タックスプランニング
- 相続・事業承継設計
単位を取得すると証明書類を入手することができ、更新時に提出が求められる場合があるので、必ず捨てずに保管しておきましょう。
日本FP協会では、「Myページ」で取得した単位の管理ができる機能もあります。
更新期限までに単位取得と継続教育単位の申請を行うことで初めて更新が受理されます。
またAFP登録費用として、年会費¥12,000(毎年発生)がかかります。
AFP更新の流れ
では実際にどのような流れで更新できるのか、手順を見てみます。
通常、更新期限月の2か月前に、日本FP協会から更新手続き状況の連絡がハガキで届きます。
ただし4か月前の時点で、AFPの申請単位未達の方には、継続教育単位取得申請書が届きます。
また、『Myページ』内の「取得単位の記録と確認/更新手続」から現在の単位取得状況が確認できるため、単位が足りているかどうか自分でも把握し、計画的に単位を取得するとよいでしょう。
後述する方法で、期限までに15単位を取得します。
継続教育期間の終了日(更新期限)の2カ月後までは「不備解消期間」として更新手続を行うことができます。
不備解消期間を過ぎても単位取得ができなかった場合、AFP資格が失効し「一般会員」への格下げ措置が取られるので注意しましょう。
AFP継続教育単位の取り方
単位をとる方法は複数あります。
ここではそれぞれの取得方法から、手軽さ、価格、期間の観点でみたおすすめランキングまで丁寧に解説します。
後述する方法で、期限までに15単位を取得します。
FPジャーナルとは、日本FP協会が発行するFPに関するニュースや特集などを掲載した会報です。
その中に掲載されるFPジャーナル継続教育テストにFP協会のMyページから解答することで、3単位取得することが可能です。
テスト受験前には、ジャーナル内の講座を読んで学習します。FP誌上講座は6分野掲載されており、しっかり読み込む必要があります。
「FP実務と倫理」を含む全科目が履修済みとなるため、科目を気にせず単位のみ気にすればOK!
受験費用は990円(¥330/単位)で、1月・4月・7月・10月に新テストが掲載されるため、1年間に最大12単位取得することが可能です。
また、FP教会側で自動記録されるため受験後の申請は不要です。

継続的に学習がしたい人、複雑な科目や申請などを気にせず学習したい人にオススメ!
スタディグループ(SG)とは、各地域でCFP®を中心にFPが集まる勉強会のことです。
居住地や勤務地の近くで参加できる場合が多く、同じくFPを学ぶ仲間と出会える貴重な場になります。
勉強だけでなく意見交換や人脈づくりの機会にもなり、受講後は懇親会が開催されることもあります(参加は任意)。
年6回程度の開催が一般的で、受講するだけで単位取得が可能です。
開催地や価格、取得可能単位は受講するものによって異なるため、個別に確認が必要です。
平均的に1回あた3,000円前後で2単位ほど取得できます。コスパの観点からは微妙ですが、モチベーション維持や交流の場もかねているため、
スタディグループは全国各地にあり内容も様々です。こちらから確認できます。

実務的な学びと交流を同時に得たい人に向いている制度です!
継続教育には通信講座が用意されている所もあります。
最短1日で全単位取得が可能なので、更新期限が近づいている方にもおすすめです。
安く単位取得が出来る通信講座をランキングにしました!
15単位取得できる講座の中でコスパ最強です。
受講内容は3科目×5問の構成で、必修の「FP実務と倫理」以外の2科目は様々な組み合わせから選べます。
メールでの質問サポートも付いているので学習に行き詰まる問題もなし!
修了テストは合格まで何度でも受験可能なので、確実に更新を目指せます。

最短1日で15単位取り切れるから期限ギリギリでも安心!
資格対策ドットコムで手軽に更新!
ほかの講座と異なり受講期間が1年があるのが特徴です。
また11ヵ月ごとに問題が更新されるため、例えば継続教育期限の数ヶ月前に受講開始して15単位を取得し、問題更新後に再度15単位を取得することで、2回分(4年分)をこの講座だけでクリアすることができます。

30単位を取る場合、1単位当たり¥90と破格のコストパフォーマンスを誇ります。
継続的にAFPを更新する方には1番オススメです!

1回の受講で4年分の単位が取れるって最高…!
FPK研修センターで安く更新する!
FP市場は、みずほフィナンシャルグループ傘下のみずほ総合研究所が運営する認定教育機関です。
金融大手が提供する講座なので、安心感が強いのがポイントです!
必修の「FP実務と倫理」以外の2科目の組み合わせを様々なプランから選べるので、自分が深めたい分野、得意な分野などを実験しやすいです。
受講期間中は何度でもwebテキスト、添削問題を解くことができ、10回までの質問サポートも付いています。

質の高い講座だから安心して受講できる!
金融大手の質の高い講座で学ぶ!
そのほかにも、日本FP協会が主催する大規模セミナーや、認定教育機関のセミナーでも単位取得が可能です。
1時間で1単位が一般的なので、単位をとるためだけに行くのであればあまりおすすめはできませんが、深い知識やより実務に役立つ情報が多いので、実際の業務に生かせるという面では積極的に活用するべきです!
研修には「承認番号」が定められています。
単位の管理・申請に必要なので、確認しておくようにしましょう。
また、1つの研修で申請できる単位上限が定められているものもあるため、事前に確認しておきましょう。
CFPの取得を考えている方は要チェックです。
CFP講習受講で7.5単位、さらにCFP合格で7.5単位を取得できます。
ただし学習コストが高いので、CFP取得を目指す方以外にはおすすめできません。
FP関連の講師の方のみ該当する単位取得方法です。
1時間の講演で1単位が付与されますが、下記条件をすべて満たす必要がありますので、該当するものがあるか確認しておきましょう。
- その講義の内容が、協会が定める「FP学習ガイド」に定める課目のいずれかに該当するもの
- その講義等の実施機関について、協会が審査し、認めたもの
- ファイナンシャル・プランナーの職業能力の向上やファイナンシャル・プランニングの社会への普及に貢献するものであると協会が認めたもの
書籍・テキスト・新聞・雑誌などへの寄稿などでFPとしての活動が認められた場合、概ね1,000文字を1単位として、最大7.5単位まで取得が可能です。
最もハードルの高い取得方法になりますが、下記条件を満たせば取得が可能です。
- その執筆の内容が、協会が定める「FP学習ガイド」に定める課目のいずれかに該当するもの
- その執筆物が、刊行物として広く公に公表されたものであること
- その執筆物が、ファイナンシャル・プランナーの職業能力の向上やファイナンシャル・プランニングの社会への普及に貢献するものであると協会が認めたもの。
まとめ:AFP資格を取得して信頼性を高めよう

いかがだったでしょうか?
AFP資格を更新するには、2年間で15単位以上の継続教育単位が必要です。
単位の取り方にはいくつか種類がありますが、それぞれに特徴があります。
- 安さ重視:通信講座一択。
- 簡単さ重視:通信講座やeラーニング。最短1日で全単位を揃えることも可能です。
- 学びを深めたい人:セミナー、スタディグループ、FPフェア。実務的な知識や交流が得られます。
また、CFP講習や執筆・講師活動でも単位を得られるので、自分のキャリアに合わせて方法を選べるのも特徴です。
目的は人によって様々です。せっかく学習をするなら、実務につながる良い学びの時間にしたいですよね!
将来CFPを目指す場合でもAFP更新は必須なので、早めに自分に合った単位取得方法を見つけておきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。